コンビニエンスストア大手のファミリーマートは、全国の店舗に設置されたデジタルサイネージ(電子看板)を活用し、特殊詐欺の被害を未然に防ぐための啓発動画の放映を9日から開始する。これまで関西圏の一部店舗でのみ放映されていたが、今回の取り組みにより、全国約1万1千店舗で視聴可能となる。放映期間は約1年間を予定している。
警察庁が感謝状を授与
警察庁は8日、ファミリーマートおよび関係企業に対し、特殊詐欺防止への貢献を評価し感謝状を贈呈した。同社の協力により、広範な地域での啓発活動が実現したことが評価された。
動画の内容と目的
放映される動画は2種類で、それぞれ15秒間の長さだ。1つ目は、警察庁が推奨する特殊詐欺対策アプリの利用を呼びかける内容。2つ目は、警察庁が指定する重要指名手配容疑者に関する情報提供を求めるものだ。これらの動画を通じて、来店客の防犯意識向上を図る。
ファミリーマートは昨年度も、店舗従業員による高齢者への声かけなど、特殊詐欺防止に積極的に取り組んできた。今回のデジタルサイネージ活用は、さらなる抑止効果が期待される。
警察庁の担当者は「コンビニは多くの人が訪れる場所であり、こうした啓発活動は非常に有効だ。今後も協力を続けてほしい」と述べている。



