2026年は花粉大量飛散の恐れ!専門医が勧める今すぐ始めるべきセルフケア対策
花粉大量飛散2026!専門医推奨のセルフケア対策 (13.02.2026)

2026年は花粉大量飛散の危機!今から始めるべき対策とは

昨年の記録的な猛暑の影響により、スギの雄花が例年以上に大量に形成され、2026年は全国的に平年を大幅に上回る量の花粉が飛散することが専門家によって予測されています。花粉症に悩む人々にとって、つらい季節の到来が目前に迫っています。既に対策を講じ始めている人も少なくありませんが、内科医で立川パークスクリニック院長の久住英二氏に、今すぐ実践できる効果的な花粉症対策について詳しく伺いました。

最多の対策は「マスク着用」、調査で明らかになった実態

コンサルティング業務などを手がけるユニコーン・エンタープライズの調査部門「ユニコーン ヘルス&ビューティ総研」が2026年1月に実施した調査によると、花粉症の自覚症状を持つ全国の20代以上の男女500人を対象に、実践している対策を複数回答で尋ねたところ、「マスクを着用する」が329人で最も多く、次いで「鼻をかむ」(176人)、「帰宅後すぐにうがい・手洗いをする」(174人)、「花粉飛散量が多い日の外出を控える」(138人)、「薬を服用している」(135人)が上位を占めました。さらに、「洗顔・目洗いをする」(125人)や「点鼻薬・点眼薬を使用」(100人)といった具体的なケアも多く見られました。

花粉症のメカニズムと早期受診の重要性

花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が鼻や目の粘膜に付着することで、体が花粉を異物と認識し、「IgE抗体」と呼ばれる免疫物質が過剰に生成・放出されるアレルギー反応です。くしゃみや鼻水、皮膚のかゆみなどの症状を引き起こし、重症化すると睡眠の質を低下させることもあります。血液専門医の久住氏は、「春先に症状が現れる方は、重症化を防ぐために、早めにかかりつけ医を受診することが重要です」と強調しています。

市販薬の濫用リスクと適切な治療法

久住氏のクリニックでは、市販の点鼻薬を長期にわたって使用し、かえって鼻づまりを悪化させた患者の例を紹介。血管収縮剤を含む点鼻薬の乱用は、薬への依存を招き、症状を悪化させる恐れがあります。治療法としては、舌下免疫療法が注目されており、3年以上継続することで約80%の患者に改善効果が期待できますが、副作用を避けるため花粉飛散終了後からの開始が推奨されています。また、重症患者向けの注射薬も保険適用となりましたが、定期的な注射と高額な費用が課題です。

日常生活で実践できるセルフケアの具体策

医療機関での治療に加え、久住氏が推奨するセルフケアには以下のようなものがあります。

  • 花粉ガード付き眼鏡の着用
  • 帰宅後すぐのシャワー
  • 鼻うがいの実施
  • 点眼型洗眼薬での目洗い
  • 寝室での空気清浄機の使用

さらに、腸内環境を整えることが免疫バランスに重要だと指摘。ヨーグルトや納豆、みそなどの発酵食品に加え、酢酸菌を含む「にごり酢」や「コンブチャ」の摂取が効果的です。一方、アルコールの過剰摂取は免疫機能を低下させ、花粉症を悪化させる恐れがあるため注意が必要です。

国民病との向き合い方

花粉症は今や国民病とも言える状況です。久住氏は、「栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠で免疫を整え、花粉を寄せつけない生活を心がけることが大切です」とアドバイスしています。適切な対策で、つらいシーズンを乗り切りましょう。