インド経済、10~12月期も堅調な成長を維持 実質GDPは7.8%増加
インド政府は2月27日、2025年10~12月期の実質国内総生産(GDP、速報値)が前年同期比7.8%増だったと正式に発表しました。これは7~9月期の8.4%増から若干の減速を示すものの、依然として高い成長率を維持していることを明確に示しています。
2025年度全体の成長予測と名目GDPの規模
インド政府は2025年度(2025年4月~2026年3月)の成長率を7.6%と予測しており、堅調な経済拡大が続く見通しです。同時に発表された名目GDPは345兆4700億ルピー(約590兆円)と推定され、その経済規模の大きさが改めて浮き彫りになりました。
世界経済ランキングにおけるインドの台頭
この発表は、インドが日本を抜いて世界第4位の経済大国となる可能性を強く示唆しています。日本政府が2月16日に発表した2025年の名目GDPは662兆7885億円でしたが、インドの推定値はそれに迫る水準に達しています。インドは暦年ではなく年度でGDPを発表する独自の統計体系を採用しており、この点が国際比較において留意すべき特徴となっています。
業種別の成長動向:製造業が牽引役に
10~12月期の成長率を業種別に詳細に分析すると、製造業が13.3%増と顕著な伸びを示し、全体の成長を力強くけん引しました。この製造業の活発な動きが、インド経済の堅調なパフォーマンスを支える重要な要因となっています。
昨年8月には、東京都千代田区で開催された日印経済フォーラムにおいて、モディ首相が挨拶を行うなど、国際的な経済連携も積極的に推進されています。こうした外交的な取り組みも、インドの経済成長を後押しする要素の一つとして注目されています。
インド経済は、減速の兆しが見られるものの、依然として高い成長率を維持し続けており、世界経済におけるその存在感はますます大きくなっています。今後の動向が、グローバルな経済秩序に与える影響について、各国の関心が集まっています。



