米国GDP成長率、25年10-12月期は1.4%増に減速 政府閉鎖の影響で市場予想を下回る
米商務省が20日に発表した2025年10月から12月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比1.4%増となりました。この伸び率は、前期の4.4%増から大きく縮小した結果です。
政府閉鎖が成長率に深刻な影響
今回のGDP伸び率の減速には、政府機関の一部閉鎖が過去最長となる約6週間にわたって続いたことが主要な下押し要因として作用しました。この政府閉鎖の影響は経済活動に直接的な打撃を与え、市場が予想していた3.0%増という数値を下回る結果となりました。
専門家の間では、政府閉鎖によって一時的に落ち込んだGDPは、2026年1月から3月期以降に一部持ち直すと見られています。経済の回復基調は維持されるものの、今回のデータは政策の不確実性が成長に与える影響を改めて浮き彫りにしました。
2025年通年のGDP成長率は2.2%増
同時に発表された2025年通年のGDP成長率は、前年比2.2%増でした。これは、第2次トランプ政権が発足した年における経済パフォーマンスを示すものです。ただし、この伸び率は前年の2.8%増から減速しており、政権発足初年度の経済環境が複雑な様相を呈していることがうかがえます。
経済指標の動向をまとめると、以下のポイントが注目されます。
- 四半期ベースのGDP成長率が前期比1.4%増と大幅に減速
- 政府閉鎖が約6週間続き、経済活動に直接的な影響
- 市場予想の3.0%増を下回る結果に
- 2025年通年の成長率は2.2%増で前年から減速
今後の経済見通しについては、政府閉鎖の影響が一時的であるとの見方が強いものの、財政政策や国際情勢の変化によっては、さらなる変動が生じる可能性も指摘されています。米国経済の動向は、世界経済全体にも影響を及ぼすため、今後のデータ発表に注目が集まっています。



