維新、衆院選中に誤った広告配信で陳謝 公選法違反の疑いで大阪府警に申告
維新、衆院選中に誤った広告配信 公選法違反疑いで府警申告

維新が衆院選中に誤った広告配信 公選法違反の疑いで警察に申告

日本維新の会の中司宏幹事長は3月3日、記者会見を開き、2026年1月27日に公示された衆院選の期間中、党幹部の演説動画を誤って有料ネット広告として配信した事実を明らかにし、陳謝しました。一部の報道機関から公職選挙法違反の疑いがあると指摘されたことを受け、党として大阪府警に申告したことも説明しました。

違法性の指摘を受け警察に申告

中司氏によると、選挙期間中に吉村洋文代表ら幹部の演説の様子を収めた動画を、党本部がユーチューブ上でネット広告として投稿していました。2月26日に報道機関から「違法性がある」との連絡を受け、翌27日に党本部が大阪府警に申告した経緯が明らかになりました。

公職選挙法は、候補者や政党などを示した選挙運動用の有料ネット広告を明確に禁止しており、違反した場合には2年以下の禁錮または50万円以下の罰金が科される可能性があります。一方で、政党や政治団体が「政治活動」として有料広告を出すことに対する規制は存在しません。

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詳細な内容は明らかにせず

中司幹事長は、「警察に相談中である」として、問題となった動画の具体的な内容や、公選法のどの規定に抵触する可能性があるかといった詳細な点については、現時点では明らかにしませんでした。警察への全面的な協力を約束し、党としての確認不足を認める姿勢を示しました。

問題の動画は、党本部が委託した業者が作成し、党本部が内容を確認した上で投稿されていたと説明されています。中司氏はこの点について、「重く受け止める」と述べ、再発防止に向けた取り組みを進める意向を示しました。

選挙広告をめぐる法的な課題

今回の事例は、デジタル時代における選挙運動と政治活動の境界線が曖昧になりつつある現状を浮き彫りにしています。公職選挙法では以下のような規定が設けられています:

  • 候補者や政党名を明示した有料ネット広告の禁止
  • 違反者に対する刑事罰の規定
  • 政治活動としての広告配信に対する規制の不在

近年、選挙運動において動画コンテンツの重要性が高まる中で、各政党がどのように法的枠組みを遵守しながら効果的な情報発信を行うかが課題となっています。今回の維新の事例は、こうした課題を具体的に示すケースとして注目されています。

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