自民党内で「派閥回帰」活発化 実力者が「数の力」求めて動き出す
自民党「派閥回帰」活発化 実力者が「数の力」求めて動く

「数の力」へ動き出す実力者たち 自民党内で始まった「派閥回帰」の波

2026年2月26日、自民党において「派閥回帰」の動きが活発化している。高市早苗首相(党総裁)が派閥を舞台とする裏金問題について不問に付す姿勢を鮮明化したことを追い風に、党内の実力者たちが再び「数の力」を求めて動き出した格好だ。この動きは、党の内部力学に新たな変化をもたらし始めている。

旧安倍派幹部が結束を呼びかけ 赤坂での会合で一致団結

25日夜、東京・赤坂の中国料理店では、旧安倍派幹部の萩生田光一幹事長代行、西村康稔選挙対策委員長ら約20人が集まった。出席者によれば、食事をともにしたのは旧安倍派の所属議員ばかりであり、萩生田氏が「派閥はなくなったが、バラバラにならないように行動していこう」と強く呼びかけたという。この会合は、派閥解散後も結束を維持しようとする意思を示す重要な場となった。

岸田文雄元首相も若手議員と会食 旧茂木派も動き出す

同日、かつて岸田派を率いた岸田文雄元首相も都内で会食を行っていた。複数の党関係者によると、その相手は先の衆院選で自身が応援演説に駆け付けた若手議員らだったという。この動きは、経験豊富な政治家が次世代との関係構築に力を入れる様子を浮き彫りにしている。

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さらに、旧茂木派の所属議員ら約10人は26日、衆院議員会館の一室で昼食をともにした。各派は裏金問題で解散に追い込まれたが、こうした集まりを通じて、緩やかな連携を模索する動きが広がりを見せている。

高市首相の姿勢が風向きを変える 党内に新たな潮流

高市首相が裏金問題に関与した議員の公認について「ぜひ働く機会を」と述べ、事実上不問に付す方針を示したことが、派閥回帰の動きを後押ししている。党内では「高市旋風」や「党内は高市一色」との声も上がり、首相の影響力が増大する中で、実力者たちが再び集団としての力を求め始めた。

この傾向は、新人議員が「寄らば大樹だ」と麻生派に18人が入会する動きにも表れており、派閥の復権が現実味を帯びてきた。しかし、裏金問題関与の自民旧安倍派「5人衆」が続々と復権する動きに対しては、党内から疑問の声も上がっている。

自民党の内部では、派閥回帰が党の調整力や統治にどのような影響を与えるかが注目される。高市首相の「1強」体制が盤石かどうかは、こうした動きをどう取りまとめるかにもかかっている。今後、派閥をめぐる動向は、党内政治の重要な焦点となるだろう。

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