神奈川県内で憲法9条改正反対のパレードが展開 国会前デモと連帯し平和を訴える
東京・国会前で憲法9条改正などに反対するデモが行われた4月19日、神奈川県内各地でもこれに呼応する「連帯アクション」が活発に繰り広げられました。市民団体や一般参加者たちが集い、憲法改正への反対意思を明確に示す動きが広がっています。
川崎市高津区で168人が参加 商店街をパレード
川崎市高津区では、市民有志で構成される「たかつ共同アクション」が中心となり、大規模なパレードとスタンディングが実施されました。主催者発表によれば、参加者は168人にのぼり、「9条守れ」「戦争反対」といった力強いスローガンを掲げて街頭を歩きました。
JR武蔵溝ノ口駅近くの久本薬医門公園で開催された出発前集会では、同アクション代表の田村富彦さん(83)が熱のこもったスピーチを行いました。田村さんは「高市早苗政権は国会での圧倒的多数を背景に、憲法改悪に突っ走ろうとしている。改悪を阻止するには、反対の声を大きく広げていくしかない」と訴え、参加者たちに行動の重要性を説きました。
若い世代も参加 平和への思いを共有
集会では、主催者の呼びかけに応じて会社員の柴史織さん(27)もマイクを握り、自身の思いを語りました。柴さんは「憲法について自分の中にまだ正解はないが、『戦争をしてはならない』という思いだけは明確だ」と述べ、「軍拡や9条改憲という流れは、平和とは違う方向に進んでいるのではないか。その不安は皆さんと共有できる」とアピールしました。若い世代の参加が増えていることも、今回のアクションの特徴の一つです。
公園を出発した参加者たちは、「私たちは憲法を守る 憲法が私たちを守る」などと書かれたプラカードを手に、溝ノ口駅周辺の商店街を約3キロにわたってパレード。沿道の歩行者や店舗関係者に連帯の必要性を訴えかけました。最後には駅前の高架型遊歩道「キラリデッキ」に整列し、より多くの人々にメッセージを届ける試みも行われました。
全国約200カ所で連帯アクション 県内でも広がる動き
「たかつ共同アクション」は、高市早苗首相が2月の衆院選で大勝した後、「憲法改正に挑戦する」と表明したことに強い危機感を抱き、「たかつ九条の会」など7つの団体が結集して結成されました。田村代表は「今日のパレードが最初の行動となる。今後もペンライト集会などを定期的に開いていきたい」と今後の活動方針を明らかにしています。
反戦や改憲反対、反原発に関するデモや集会の情報を掲載しているウェブサイト「デモカレンダー」によれば、19日には国会前デモに呼応するアクションが全国約200カ所で実施されました。神奈川県内では高津区のほか、横浜市や相模原市、箱根町などでも街頭宣伝やデモが行われ、県内全域にわたって平和を求める声が広がっています。
このように、憲法9条改正をめぐる議論が活発化する中、市民レベルでの反対運動が全国各地で展開されており、今後の動向が注目されます。神奈川県内の活動も、こうした全国的な流れの一環として、継続的な広がりを見せていくことが予想されます。



