高市首相、ベトナム・豪州歴訪へ「自立性・強靱性の協力を発信」
高市首相、ベトナム・豪州歴訪へ「自立性・強靱性の協力」

高市早苗首相は1日、ベトナムとオーストラリアを歴訪するため、政府専用機で羽田空港を出発した。中東情勢の悪化や中国の軍事力拡大を背景に、経済安全保障を軸とする幅広い分野での連携強化を目指す。ベトナムでは、日本外交の基本方針「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を発展させた新たなFOIPを表明する予定だ。

歴訪の目的と首相の表明

首相は5日に帰国する予定。1日、首相公邸で記者団に対し、「一連の訪問で、アジア域内のエネルギー安定供給や重要鉱物などサプライチェーンの強靱化について協力を確認する。厳しい国際環境も踏まえながら、各国の自立性、強靱性を確保するための具体的協力を発信したい」と述べた。

ベトナムとの首脳会談

ベトナムでは2日、4月に国家主席に選出されたトー・ラム共産党書記長との対面での初会談に臨む。レ・ミン・フン首相との会談では、エネルギーや重要鉱物などの経済安全保障分野を中心とした「包括的戦略的パートナーシップ」の強化を確認する。日本の首相のベトナム訪問は、昨年4月の石破茂首相(当時)に続き2年連続となる。具体的な安全保障協力の方向性も確認する考えで、同志国への防衛装備品無償提供枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」も議題となる可能性がある。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

首相は2日にベトナム国家主席と会談し、新たなFOIPの具体化に向けた協力を協議する。また、オーストラリアではエネルギーや重要鉱物の安定供給に向けた連携を深める方針だ。

国際情勢と日本の戦略

今回の歴訪は、中東情勢の緊迫化や中国の海洋進出を踏まえ、インド太平洋地域でのプレゼンス強化が狙い。特に、経済安全保障の観点から、サプライチェーンの強靱化とエネルギー安定供給が重要テーマとなる。首相は各国との協力を通じて、日本の外交・安全保障戦略を推進する意向を示している。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ