前英外務次官が証言、駐米大使任命で首相官邸から「絶え間ない圧力」
英駐米大使任命で首相官邸から圧力、前次官が議会証言

前英外務次官が議会で衝撃証言、駐米大使任命で首相官邸から「絶え間ない圧力」

英国のマンデルソン前駐米大使の解任を巡るスキャンダルが、新たな展開を見せている。英外務省のロビンス前事務次官は21日、議会で証言し、マンデルソン氏の大使就任を実現するよう首相官邸から「絶え間ない圧力をかけられた」と明らかにした。この証言は、スターマー首相への辞任圧力を強める要因となっている。

エプスタイン氏との関係で解任された前駐米大使

マンデルソン前駐米大使は、米国で少女らへの性的虐待罪に問われた富豪エプスタイン氏との関係を問題視され、解任された人物だ。ロビンス前次官は、大使任命後の昨年1月下旬に実施された身辺調査で、マンデルソン氏が不適格と判断されたにもかかわらず、大使に就任した事実がすでに判明していると指摘した。

さらに、ロビンス氏は、エプスタイン氏との関係が解任の直接的な原因ではないと説明したが、具体的な不適格理由については明らかにしなかった。マンデルソン氏を巡っては、過去に中国やロシアの企業との関係が報じられており、これが背景にある可能性も示唆されている。

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首相官邸は圧力の主張を否定、ロビンス氏は更迭

英メディアによると、首相官邸はロビンス氏の「圧力があった」との主張を否定している。しかし、ロビンス氏は、調査結果を首相らに伝えなかったとして、今月中旬に事務次官を更迭された経緯がある。

ロビンス氏は議会で、担当部局から「マンデルソン氏を適格だとするのは難しそうだ」との説明を受けたが、この情報を機密と判断し、首相官邸に伝えなかったと釈明した。この行動が、首相官邸との対立を深める結果となったようだ。

スターマー首相への政治的影響

今回の証言は、スターマー首相の任命責任を問う声を高めており、政権運営に影を落としている。大使任命プロセスにおける透明性と適正性が改めて問われる事態となった。

国際社会では、英国の外交人事を巡る混乱が注目を集めており、今後の対応が焦点だ。ロビンス氏の証言を契機に、議会でのさらなる調査や議論が活発化することが予想される。

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