米国、ベネズエラ制裁緩和で石油大手5社の操業を容認 BPやシェルなどに条件付き許可
米、ベネズエラ制裁緩和で石油大手5社の操業容認 (14.02.2026)

米国がベネズエラ制裁を緩和、石油大手5社の操業を条件付きで容認

トランプ米政権は13日、ベネズエラのエネルギー部門に対する制裁措置を緩和し、英BPやシェルなど国際的な石油大手5社に対して、条件付きでベネズエラ国内での操業を認める通知を正式に出しました。この動きは、企業の事業環境を整備することで、ベネズエラの石油産業の再建と活性化につなげたいという米国の戦略的意図を反映しています。

トランプ大統領がベネズエラ訪問にも意欲を示す

トランプ大統領は同日、記者団に対し、ベネズエラのロドリゲス暫定大統領と緊密に連携していることを強調しました。その上で、「巨大な石油会社が進出し、原油を高額で販売することで、ベネズエラも多くの利益を得るだろう」と述べ、制裁緩和の経済的メリットをアピールしました。さらに、ロイター通信によれば、トランプ氏はベネズエラへの訪問にも積極的な意欲を示しており、今後の外交的な関与が注目されます。

対象企業と具体的な条件

今回の操業容認の対象となった5社は以下の通りです:

  • 英BP
  • 英シェル
  • 米シェブロン(既に事業展開中)
  • イタリアのエニ
  • スペインのレプソル

特に、ブルームバーグ通信の報道によると、シェブロンに対しては操業拡大が認められました。一方、他の4社については、昨年にトランプ政権が許可を取り消していた経緯があり、今回の措置はその再開を意味します。操業に際しては、ベネズエラ政府に納める税などは、米国財務省が管理する口座を通じて支払う必要があるなど、厳格な条件が課されています。

中南米のエネルギー情勢への影響

この制裁緩和は、中南米地域のエネルギー情勢に大きな影響を与える可能性があります。ベネズエラは世界有数の石油埋蔵量を誇るものの、近年の経済危機や政治的不安定により、石油産業が低迷していました。米国による条件付き操業容認は、国際企業の参入を促し、同国の経済再生を後押しする狙いがあります。しかし、制裁緩和が長期的にどのような成果をもたらすかは、今後の実施状況や地域の政治動向に左右されるでしょう。