トランプ氏の名誉毀損訴訟、米地裁が棄却 ウォールストリート・ジャーナル記事めぐり
トランプ氏名誉毀損訴訟、米地裁が棄却 WSJ記事めぐり (14.04.2026)

トランプ氏の名誉毀損訴訟が地裁で棄却 ウォールストリート・ジャーナル記事を巡る争い

フロリダ州マイアミの連邦地裁は4月13日、トランプ米大統領が米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)を名誉毀損で訴えた訴訟を棄却した。裁判所は、同紙が悪意を持って虚偽の記事を掲載したことや真実を無視したことをトランプ氏側が証明できなかったと判断した。

訴訟の背景と記事内容

この訴訟は、WSJが昨年7月に報じた記事を巡って提起された。記事によると、トランプ氏は性的人身売買罪で起訴され自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン氏の2003年の誕生日に、わいせつな絵が描かれた手紙を送っていたとされる。手紙には「毎日が素晴らしい秘密でありますように」との文言が記され、トランプ氏のものと似たサインがあったという。

トランプ氏は一貫して、この手紙は実在しない偽物だと主張してきた。しかし、エプスタイン氏の遺産管理者側が米下院監視・政府改革委員会に提出した資料の中に手紙が含まれており、実在が確認された経緯がある。

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地裁の判断と今後の展開

連邦地裁は、WSJが記事を掲載する際に悪意や虚偽性があったことをトランプ氏側が立証できなかったとして、訴えを棄却した。裁判所は、4月27日までに再提訴が可能であることも説明した。

これに対し、トランプ氏はソーシャルメディアを通じて再提訴を明言している。氏は「この不当な判決を覆すためにあらゆる法的措置を取る」と強く反発し、報道機関による名誉毀損行為への懸念を改めて表明した。

訴訟の社会的影響と法的意義

この訴訟は、米国における報道の自由と公人の名誉保護のバランスを問う重要な事例となっている。裁判所の判断は、報道機関が公人に関する記事を掲載する際の法的ハードルを示すものとして注目される。

特に、エプスタイン氏を巡るスキャンダルは国際的に大きな関心を集めており、トランプ氏との関係性に関する報道は政治的な影響も大きい。今回の判決は、今後の類似訴訟や報道機関の調査報道の在り方に影響を与える可能性がある。

訴訟の行方は、米国のメディア環境や政治情勢を映し出す鏡として、引き続き注視されることになりそうだ。

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