中国大使が北朝鮮の観光リゾートを訪問 新型コロナ後の旅行客受け入れ再開に注目集まる
北朝鮮メディアが2026年2月15日に報じたところによると、中国の王亜軍駐北朝鮮大使が北朝鮮東部・江原道の元山葛麻海岸観光地区にあるリゾート施設を14日に訪問し、中朝の親善会合に出席したことが明らかになった。この会合は、17日に控えた春節(旧正月)を記念する行事の一環として開催され、ホテルでは宴会も開かれた。
新型コロナ後の中国人旅行客受け入れ再開が最大の焦点
北朝鮮は2020年、新型コロナウイルス対策として渡航受け入れを厳しく制限した。それ以前は、中国人旅行客が最も多い観光客層を占めていたが、新型コロナの沈静化後も中国人旅行客の受け入れを再開しておらず、その時期が大きな焦点となっている。今回の大使の訪問は、観光分野での協力強化や再開に向けた協議の可能性を示唆するものとして注目されている。
会合には、北朝鮮側から朴明浩外務次官も参加し、両国の関係強化について意見交換が行われたとみられる。この訪問は、中朝間の外交的な結びつきを再確認する機会となった。
朝鮮労働党大会に合わせた代表団の平壌到着も報告
また、近く開かれる朝鮮労働党大会に合わせ、朝鮮総連東京都本部の高徳羽委員長が率いる代表団が14日に平壌に到着したことも報じられた。この動きは、北朝鮮が国際的な交流を徐々に再開しつつあることを示す一例として捉えられている。
北朝鮮の観光産業は、新型コロナの影響で大きな打撃を受けており、経済回復のためにも外国人旅行客の受け入れ再開が急務となっている。特に中国人旅行客は、北朝鮮観光の主要な収入源であったことから、その再開は経済面でも重要な意味を持つ。
今回の大使の訪問が、観光客受け入れ再開に向けた具体的な進展につながるかどうか、今後の動向が注目される。北朝鮮の観光政策は、国際社会の関心事であり、今後の外交や経済情勢にも影響を与える可能性がある。