プーチン大統領、サハリンと大陸の架橋は「必要」と表明 少数民族と会合で
プーチン氏、サハリン架橋は必要 少数民族会合で

ロシアのプーチン大統領は4月30日、モスクワで開催された国内の少数民族代表との会合において、極東のサハリンと大陸部を結ぶ橋梁建設について「費用のかかる事業ではあるが、実行しなければならない」との見解を示した。この発言は、サハリン地域の先住民族であるアイヌとニブヒの子孫を自認する男性とのやり取りの中で行われた。

プーチン氏、インフラ費用の高さを認める

プーチン氏は会話の中で、「橋そのものの建設費よりも、橋に付随する道路や鉄道などの関連インフラ整備に多額の費用がかかる」と説明。具体的な金額には触れなかったものの、長年の懸案事項であるプロジェクトの実現に向けて前向きな姿勢を示した。

サハリンと大陸を橋やトンネルで結ぶ構想は、ソ連時代から繰り返し議論されてきた。しかし、2020年にはプーチン氏の側近であったイワノフ大統領特別代表(当時)が「理論的には悪くないが、費用が高すぎる。構想は終了だ」と述べ、事実上の凍結状態にあった。

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戦略的意義と課題

サハリンはロシア極東に位置し、豊富な天然資源を有する一方、本土との交通アクセスが限られている。架橋が実現すれば、物流の効率化や地域経済の活性化が期待されるが、事業費は数千億ルーブルに上ると試算されており、財政負担が大きな課題となっている。

プーチン大統領の発言は、ウクライナ情勢などで国際的な孤立が深まる中、国内開発への意欲を示す狙いがあるとみられる。少数民族との対話を通じて、地域の結束を強調する意図も指摘されている。

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