ウクライナ北部のチョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故から40年を迎えた26日、原発敷地内で犠牲者の追悼式典と復興に向けた国際会議が開催された。ゼレンスキー大統領は、ロシアが侵攻開始直後に同原発を一時占拠し、昨年2月には無人機による攻撃を行ったとして「完全に無責任だ」と激しく非難し、国際社会に対ロシア制裁の強化を求めた。
ゼレンスキー大統領の非難
ゼレンスキー氏は、1986年に史上最悪の原子力災害を引き起こした原発が再び攻撃対象となった事態について、「誰も想像できなかった」と指摘。また、ロシアがウクライナ南部のザポリージャ原発を占拠し続けていることについても「戦争の道具にしている」と批判した。
無人機攻撃の詳細
無人機攻撃の標的となったのは、事故を起こした4号機を覆う鋼鉄製シェルター。攻撃により発生した火災を消火するために開けられた300カ所以上の穴の補修は、いまだ完了していない。国際会議は、この補修支援を国際社会に呼びかける目的で開かれた。
日本の支援表明
式典に出席した中込正志駐ウクライナ大使は、ロシアの攻撃を非難するとともに、復興支援について「福島第1原発の廃炉に向けた取り組みで得た知見も活用する」と述べ、日本の技術協力の意向を示した。



