大和証券グループ本社は27日、傘下の大和ネクスト銀行を通じ、オリックス銀行を買収すると発表した。オリックスから全株式を買い取り、完全子会社にする。買収額は3700億円で、将来的に大和ネクスト銀と合併する。インターネット銀行にも再編の波が到来してきた。
買収の背景と狙い
実現すれば資産規模は9兆円に上るという。上位の地方銀行並みで、ネット銀では楽天銀行、住信SBIネット銀行に次ぐ規模となる。
両行はともに独自のATMや店舗網を持たず、ネットを中心に展開してきた。ただ、大和ネクスト銀は融資機能が弱く、資金利益を稼ぐ力に課題があった。オリックス銀は投資用不動産ローンに強みを持つほか、信託事業も手がける。
今後の展望
今後、オリックス銀のノウハウを活用し、融資機能の強化を図る。ネット銀行業界では競争が激化しており、規模拡大による競争力向上が狙いだ。
大和証券グループは、証券と銀行の連携を強化し、顧客基盤の拡大を目指す。買収完了後、両行のシステム統合やブランド再編などが進められる見通し。



