名古屋鉄道、4~12月期最終利益32%減の222億円 5年ぶり減益に
名鉄最終利益32%減222億円 5年ぶり減益

名古屋鉄道、5年ぶりの減益に直面 最終利益は32%減少

名古屋鉄道は、2025年4月から12月期の連結決算を公表しました。その結果、売上高に相当する営業収益は前年同期比1.6%増の5159億円となり、5年連続で増収を達成しました。しかし、本業の収益性を示す営業利益は18.8%減の315億円、最終利益は32.3%減の222億円と、いずれも5年ぶりに減少に転じました。

交通事業の収益動向と再開発の影響

部門別では、交通事業において鉄道部門が定期外旅客収入で5.2%増、定期旅客収入で1.9%増と堅調な伸びを見せました。さらに、バス事業は30.7%の大幅な増収を記録し、全体の営業収益を支える重要な役割を果たしています。名古屋駅周辺の再開発計画の見直しについては、今回の決算期に与える影響は軽微であると説明されています。

この減益は、名古屋鉄道にとって2019年以来の厳しい結果となりました。営業収益の増加にもかかわらず、利益率の低下が顕著に表れており、経営環境の変化が浮き彫りになっています。鉄道事業の収益増加とバス事業の好調さが、全体の収益を下支えしているものの、コスト増加や競争激化などの要因が利益圧迫につながった可能性が指摘されています。

名古屋鉄道は中部地域を代表する交通インフラ企業として、今後の経営戦略に注目が集まっています。再開発計画の進捗や、交通事業のさらなる効率化が、今後の業績回復の鍵を握ると見られています。