麻生が若築建設にTOB実施へ 企業価値向上目指し、上場維持を表明
麻生が若築建設にTOB実施 企業価値向上目指す

麻生が若築建設へのTOB実施を決定 企業価値向上を目指す

海洋土木事業を手がける若築建設株式会社は、2月12日、同社の大株主である非上場企業の麻生が、株式公開買い付けを実施することを正式に発表しました。このTOBは、若築建設の企業価値をさらに高めることを主な目的としており、買収が成立した後も、東京証券取引所プライム市場における上場は継続される方針です。

TOBの詳細と今後の展開

麻生による株式公開買い付けは、2月13日から3月13日までの期間で実施されます。具体的には、麻生が100%出資する合同会社が、若築建設の株式を1株あたり4455円で買い付ける計画です。現在、麻生は既に若築建設株の40%以上を保有しており、今回のTOBを通じて保有比率を50.1%に引き上げることを目標としています。取得総額は、約48億円を見込んでいます。

若築建設が麻生の連結子会社となった場合でも、上場は維持されるため、市場での透明性や流動性は保たれる見通しです。この点は、投資家にとって重要な安心材料となるでしょう。

若築建設の概要と業績

若築建設は1890年に設立された歴史ある企業で、創業の経緯から登記上の本店を北九州市に置いています。同社は海洋土木を中心に事業を展開しており、2025年3月期の連結売上高は864億円を記録しています。この堅調な業績が、麻生によるTOBの背景にあると考えられます。

麻生は、セメント事業や病院経営などをグループで手がける福岡県飯塚市に本拠を置く企業です。非上場ながらも、若築建設への大株主としての立場を活かし、今回の買収を通じてさらなるシナジー効果を追求する姿勢が窺えます。

今回のTOBは、企業価値の向上を掲げており、若築建設の今後の成長戦略に大きな影響を与える可能性があります。市場関係者は、この動きを注視しており、今後の展開に注目が集まっています。