東京株式市場が大幅続落 一時900円超の下落で節目の5万7000円割れ
2026年2月13日、東京証券取引所の株式市場は大幅な続落を見せました。日経平均株価(225種)は午前中に一時900円を超える下落となり、重要な節目とされる5万7000円の水準を割り込みました。
米国株安の影響と利益確定売りの発生
前日の米国株式市場における下落が東京市場に波及したことが主要な要因です。米国市場では、人工知能(AI)技術が企業の既存業務を代替し、収益機会を奪う可能性への懸念が広がり、主要な株価指数が軒並み下落しました。
さらに、衆議院選挙後に高市政権による積極的な財政政策への期待から株価が大きく上昇していたことへの反動として、利益確定を目的とした売り注文も市場に出回りました。投資家たちがこれまでの上昇分を確定させる動きが、下落に拍車をかける形となりました。
午前終値の詳細と市場の反応
午前の終値は、前日終値と比較して413円25銭安の5万7226円59銭で取引を終えました。同時に、東証株価指数(TOPIX)も37.57ポイント下落し、3844.59ポイントとなりました。
市場関係者からは、「米国市場の動向に加え、国内の政治的要因に対する期待感の調整が重なった」との指摘が出ています。売り注文が買い注文を上回る状況が続き、市場全体に慎重な空気が広がりました。
今後の市場見通しと注目点
今後の東京株式市場では、以下の点が注目されます:
- 米国市場の動向とAI技術に関する企業業績への影響
- 高市政権の財政政策の具体化と経済への波及効果
- 投資家の心理的な節目となる株価水準での動き
- 国際的な経済指標と為替相場の変動
専門家は、短期的な調整局面が続く可能性を示唆しつつも、中長期的な経済政策の効果に注目するようアドバイスしています。市場のボラティリティ(変動率)が高まる中、投資家は慎重な姿勢を維持することが求められています。