H3ロケット6号機、打ち上げ成功 新形態で衛星分離
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日午前9時54分、主力ロケット「H3」6号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。ロケットは予定した軌道への投入に成功し、搭載していた超小型衛星を分離した。
6号機は液体燃料の主エンジン3基のみで、固体燃料の補助ロケットがない「3―0形態」という新タイプの試験機。液体燃料エンジンのみの大型ロケット打ち上げは国内初で、これで3種類あるH3の機体ラインアップがすべて出そろった。
打ち上げ時、エンジン点火後はごう音を立てながらゆっくり上昇し、約1分で厚い雲に吸い込まれていった。見守っていたJAXA関係者らは、衛星分離確認のアナウンスが流れると笑顔で拍手したり、抱き合ったりして喜びを爆発させた。
昨年12月の8号機は、衛星を載せる台座の接着不良が原因で準天頂衛星「みちびき5号機」の軌道投入に失敗。今回の6号機では、衛星台座の接着不良を樹脂などで補修しており、失敗検証の意味合いもあった。
6号機にはスペースデブリ(宇宙ごみ)の捕獲実験を行う静岡大の「しらいと」など超小型衛星6機が搭載されていた。



