万博の技術を活用したアイデアコンテスト、大学生グループが最優秀賞に輝く
大阪・関西万博での体験を基に新たなビジネスや技術のアイデアを競う「ビジネス/技術アイデアコンテスト」の最終審査会が、2月21日に大阪市内で開催されました。このコンテストは、日本弁理士会が主催し、読売新聞社が協力して実施され、弁理士の認知度向上と若い人材の育成を目的としています。
全国から集まった多彩なアイデア
コンテストには約220組が応募し、昨年10月に万博会場を訪れて先端技術を体験した後、弁理士からの助言を受けながらアイデアを練り上げました。そこから選ばれた10グループが最終審査会に進出し、中学生や大学生らが最先端技術を活用したビジネスプランを発表しました。
審査会の冒頭では、日本弁理士会の北村修一郎会長が「万博での驚きや気づきを基にした発表を聞けることは喜ばしい」と挨拶。その後、AIを搭載し姿勢を矯正するぬいぐるみや、寝返りに合わせて変形する枕など、収益化の展望も含めた多様なアイデアが披露されました。
「感情ソムリエ」が最優秀賞を受賞
最優秀賞に選ばれたのは、大学生3人で構成されるグループ「東西おじょー」です。彼らが提案したのは、汗から感情の変化を読み取る技術を活用したシステム「感情ソムリエ」です。このシステムは肌着に搭載され、乳幼児や介護を必要とする人々の痛みや不安を早期に検知し、支援につなげることを目指しています。
「感情ソムリエ」は、家族や介護者の精神的負担を軽減できる点が高く評価されました。グループの一員である大学3年生の西悠斗さん(21)は、「最優秀賞をいただけるとは思わず驚いた。新しい技術を使ってアイデアを考えるのは初めてだったが、この経験を将来の仕事にも生かしていきたい」と喜びを語りました。
若い人材の成長を後押し
コンテスト終了後、北村会長は「このコンテストが、『自分で作り出したもので人を感動させたい』というモチベーションを実感してもらえる機会になったと思う。若い人に熱い心を持って成長してもらいたい」と述べ、若い世代の創造性を称えました。
このイベントは、万博の技術を社会実装につなげる試みとして注目を集めており、今後も同様の取り組みが期待されています。



