日経平均一時3100円超安、AIバブル崩壊の兆候か 専門家に聞く
日経平均3100円安、AIバブル崩壊の兆候か 専門家に聞く

日経平均一時3100円超安、AIバブル崩壊の兆候か 専門家に聞く

2026年6月8日、東京株式市場で日経平均株価が一時3100円超下落し、6万3000円台まで値を下げた。AI(人工知能)や半導体関連株が主導してきた市場に変化の兆しが見えている。いわゆる「AIバブル」が崩壊する時が近づいているのか。野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミストに話を聞いた。

株価急落の要因は

「先週末の米国市場でハイテク株を中心に大きく下落した流れを引き継いだ形です。背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測が強まり、日本銀行や欧州中央銀行(ECB)とともに世界の中央銀行が利上げモードに入っていることがあります。金利が上昇すると債券などに資金が流れ、株式市場にとっては逆風となります。特に米国のAI関連ハイテク株は金利上昇に弱く、その流れを受けて日経平均でもAIや半導体関連株が大きく下落しています」

「また、中東情勢も緊迫化しており、イスラエルとイランの間で攻撃が続いています。4月の暫定停戦合意前の状況に戻ることが懸念され、原油価格が上昇していることも株式市場にとってマイナス材料です」

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AIバブル崩壊の懸念は

「バブル崩壊は実際に起きてみないと判断できませんが、現在の市場には過熱感があったことは確かです。AI関連株のバリュエーションは非常に高く、金利上昇で割高感が際立っています。ただし、AI技術自体の成長性は依然として高く、長期的には有望です。短期的な調整は避けられないかもしれませんが、バブル崩壊とまでは言えないでしょう」

今後の見通しは

「当面はFRBの利上げ動向と中東情勢が焦点です。利上げが一服すれば、再びリスク選好の動きが強まる可能性もあります。ただ、市場のボラティリティは高く、注意が必要です。投資家は分散投資を心がけ、短期的な値動きに一喜一憂しないことが重要です」

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