「逆バレンタイン」に女性の9割が歓迎、男性の積極性にギャップ
2月14日のバレンタインデーは、日本では従来、女性が男性にチョコレートを贈り、愛を告白する機会として定着してきました。しかし、近年では男性から女性へギフトを贈る「逆バレンタイン」が注目を集めています。婚活サービスを提供する「IBJ」(東京都新宿区)が実施した調査によると、この「逆バレンタイン」を女性の約9割が歓迎していることが明らかになりました。
男性の6割が前向きも、積極派は1割強
同社は2026年1月16日から20日にかけて、ブライダルネット会員1553人(男性1162人、女性391人)を対象にアンケート調査を実施しました。バレンタインに男性から女性へ花やギフトを贈ることについて尋ねたところ、男性側の回答では「ぜひやってみたい・興味がある」という積極派は12.4%にとどまりました。
一方で、「相手が喜ぶならやってもいい・やりたい」と前向きな回答が59.2%と半数を超え、全体として約7割の男性が肯定的な姿勢を示しています。ただし、「自分からするのは抵抗がある」(11.4%)や「どちらとも思わない・興味がない」(17.0%)という消極的な意見も合わせて約3割存在し、男性の間にはためらいが見られる結果となりました。
女性の9割が歓迎、驚きと喜びの声が多数
これに対し、女性側の回答では「されたら非常にうれしい」が44.8%で最も多く、「うれしいが少し驚く」が43.7%と続き、合わせて約9割が男性からの「逆バレンタイン」を歓迎していることが分かりました。否定的な意見は「気を使うのでうれしくない」(6.9%)や「どちらとも思わない・興味がない」(4.6%)が少数派にとどまり、全体的に好意的な反応が目立ちます。
アンケートの自由記述では、実際のエピソードも紹介されています。30代女性からは「3回目くらいのデートのときに、バレンタインだからとクッキーをいただきました。出張のお土産も兼ねて……と、こちらが気を使わないように言葉を選んでくれたのもうれしかったです」という声が寄せられ、男性の配慮が評価されている様子が伺えます。
婚活で差をつける好機、男性の背中を押す分析
調査結果について、IBJは「バレンタインの贈り物に女性の多くが歓迎している一方で、男性は『プレゼントすると引かれるかも』とちゅうちょする傾向が見られる」と分析しています。同社はさらに、「ちょっと勇気を出して男性から“逆バレンタイン”をすれば、婚活でライバルに差をつける絶好のチャンスになるかもしれません」と指摘し、男性の積極的な行動を促しています。
また、自由記述ではユニークな体験談もあり、30代男性からは「お互いにチョコをプレゼントしあおうとして、まったく同じチョコだったときは気まずかったです」というコメントが寄せられ、逆バレンタインが時に思わぬハプニングを生むこともあるようです。
この調査は、バレンタインデーの慣習が多様化しつつある現代の恋愛事情を反映しており、男性からのアプローチが婚活市場で重要な要素となり得ることを示唆しています。伝統的なバレンタインの形に囚われず、双方が気持ちを伝え合う新たな機会として「逆バレンタイン」が定着する可能性も考えられます。