USJ、世界3位の集客実績を基盤にさらなる成長を追求 黒川CMOが戦略を語る
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営する会社の最高マーケティング責任者(CMO)である黒川浩延氏は、4月20日に大阪市で開催された関西プレスクラブの講演に登壇し、今年で25周年を迎えたパークの成長戦略について詳細に説明しました。2024年の来場者数が世界で3位を記録したことを受け、黒川氏は「この成果に甘んじることなく、さらに高みを目指して成長を続けていきたい」と強調し、集客力の強化を進める強い意欲を示しました。
二つの軸で「絶えず新たな体験」を創出 大型エリアと季節イベントが鍵
USJでは、任天堂のキャラクターが登場する「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のような大型エリアの開発と、シーズンごとに展開するイベントの二つの軸を戦略の中心に据えています。黒川氏はこれについて、「絶えず新たな体験をつくり続けることで、訪日客を含む遠方からのお客様やリピート客を呼び込む効果的な仕組みを構築している」と分析しました。このアプローチが、パークの持続的な人気と成長を支えていると指摘しました。
米国テーマエンターテインメント協会のデータで裏付け 3年連続世界3位の実績
米国のテーマエンターテインメント協会によると、2024年のUSJの来場者数は1600万人に達し、東京ディズニーランドを上回る結果を記録しました。これは3年連続で世界3位という高い位置を維持していることを示しており、USJの国際的な競争力の高さを裏付けています。黒川氏はこのデータを基に、さらなる市場拡大への取り組みを進める姿勢を明確にしました。
大阪湾岸部の統合型リゾート施設開業を見据え 地域との連携で成長を模索
USJが立地する大阪市の湾岸部では、人工島・夢洲(ゆめしま)においてカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開業が予定されています。黒川氏はこの動向について、「地域全体と一緒に成長できる形をつくりたい」と述べ、IR施設との相乗効果を通じたさらなる発展への期待を表明しました。これにより、大阪の観光産業全体の活性化にも貢献する可能性が高まっています。
全体として、USJは25周年を機に、既存の強みを活かしながら新たな体験価値を提供し、世界トップクラスのテーマパークとしての地位を確固たるものにしようとしています。今後の動向が注目されます。



