霞ケ浦で「日本No.2サミット」開催 ナンバー2の魅力を熱くPR
茨城県かすみがうら市の「畔の駅コハン(市交流センター)」で2日、「日本No.2サミット」が開催された。日本で2番目に大きい湖・霞ケ浦に面した会場には、全国各地から「ナンバー2」に関わる観光関係者や行政の副市長ら約50人が集結。午後2時2分という「2」にこだわった時間に開会し、2番目の魅力を存分にアピールする場となった。
各地の「ナンバー2」が一堂に会す
サミットには、かすみがうら市のほか、日本で2番目に高い北岳のある山梨県南アルプス市、2番目に古い時計台「辰鼓楼」のある兵庫県豊岡市出石町、2番目に小さい町の奈良県三宅町から代表者が参加。さらに、2番目に小さい市である東京都狛江市の関係者がオブザーバーとして加わり、多様な「ナンバー2」が一堂に会した。
参加者らはサミット前後に霞ケ浦をチャーター船でクルーズし、帆引き船を間近で見学。会場近くの水族館や古民家も視察し、霞ケ浦の魅力を満喫した。かすみがうら市の飯塚一政副市長は「ナンバーワンがもてはやされるが、ナンバー2が手を取り合い、誇りをもって活動すれば、日本を盛り上げていける」と挨拶し、2番目への熱い思いを語った。
「2」に徹底的にこだわったPR合戦
各参加者は地元の特産品を「2」に絡めて熱心にPR。出石観光協会の渋谷朋矢理事は辰鼓楼について「製造された場所を地元大学と調べている。最古の国産になるかも」と報告し、地元名産の出石そばを「2人前」とアピールした。また、日本で2番目に天然記念物に登録された犬として、山梨県の甲斐犬に認定証が贈られるなど、サミット全体が「2」へのこだわりに満ちていた。
午後2時22分には、出席者全員が「2」を示すVサインで記念撮影を実施。会場は「2番目愛」に包まれ、和やかな雰囲気の中で交流が深められた。
「日本No.2協会」の設立背景と今後の展望
サミットを主催した「日本No.2協会」は、2022年2月2日に南アルプス市で旅館を経営する3代目・名取大介会長(45)が設立。名取会長は「日本一の富士山に比べて、北岳は圧倒的に認知度が低い。この悔しさを打開し、広く知ってもらう機会をつくりたかった」と設立の経緯を説明する。
協会は「各地のナンバー2と手を組んでブランド化すれば、PRにつながるのではないか」と考え、2番目に大きな霞ケ浦のあるかすみがうら市に直接電話で連絡。企画書をメールし、加盟にこぎ着けた。現在では出石町なども加わり、今回で4回目のサミット開催となった。
名取会長は自身が3人きょうだいの2番目であることを踏まえ、2番目の魅力を「圧倒的に無責任でプレッシャーが小さく、チャレンジ精神がある」と分析。「協会設立200年後の2222年を目指し、多くの人が関わり広くPRできるよう、活動を面白おかしく続けたい」と今後の抱負を語った。
2年ごとの開催でさらなる交流を
サミットは2年に1回の開催を目指しており、次回は2028年に三宅町での開催が予定されている。今回ホスト役を務めたかすみがうら市商工観光課の岡田輝也さんは「ナンバー2というキーワードでつながった同士がPRし、2年ごとに現地に赴いて交流を深めたい。民間の自主的な熱い動きを、温かく見守っていければ」と期待を寄せた。
「日本No.2サミット」は、ナンバー2ならではの自由さとチャレンジ精神を活かし、地域の魅力を発信する新たな枠組みとして注目を集めている。