江戸東京博物館が4年ぶりに再開 年間100万人の来館を目指す
東京都墨田区横網1丁目にある江戸東京博物館が、大規模改修を終え、3月31日に約4年ぶりに再開する。小池百合子東京都知事は26日、都議会で「年間100万人の来館に向け、触れる模型など誰もが楽しめるよう工夫する」と語り、再開への意欲を示した。
改修で強化された展示と体験
改修では、大型模型や映像を活用し、江戸時代の街並みや文化を体感できる展示が刷新された。最寄り駅からの道のりでは、映像による没入感のある演出が施され、来館者の期待を高めている。さらに、甲冑の試着体験など、参加型イベントも充実させ、家族連れや若者層にもアピールする方針だ。
東京空襲関連資料の展示と平和教育
江戸東京博物館では、東京都が保有する東京空襲関連資料を展示し、証言映像を常時視聴できる専用席を設ける。立憲ミライネット・無所属の会の中山寛進議員は一般質問で「戦争の悲惨さを伝えるため、より多くの人に証言映像を見てもらうことが必要」と指摘。これに対し、都は若者に向けた広報を強化する方針を明らかにした。
25日の代表質問では、公明党の東村邦浩議員が空襲関連資料の若者への広報の重要性を強調。古屋留美生活文化局長は「SNS広告などの若者向け発信を強化し、平和の大切さを多くの方に伝えていく」と答弁し、教育面での取り組みを約束した。
江戸東京博物館の再開は、文化施設としての役割に加え、歴史学習と平和教育の場としても期待が寄せられている。小池知事の年間100万人来館目標は、こうした多角的なアプローチによって実現を目指す。



