大船渡市で26年ぶりの全国椿サミットが開幕 復興の象徴としてツバキの魅力を発信
全国椿サミットが14日、岩手県大船渡市のリアスホールで開幕しました。このイベントは、ツバキやサザンカなどを市町村の花木に定める自治体の関係者や愛好家が集まるもので、初日には県内外から700人以上が訪れ、地元高校生や企業が来場者にツバキの魅力を熱心にアピールしました。サミットは15日まで開催されます。
震災とコロナ禍を乗り越えての開催
椿サミットは全国約40自治体が持ち回りで毎年開催されていますが、大船渡市での開催は2回目で、前回の2000年以来26年ぶりとなります。2011年と2022年には開催が予定されていましたが、東日本大震災と新型コロナ禍の影響でいずれも中止を余儀なくされていました。
渕上清市長は式典で、「全国からの支援により復興を果たし、皆さんを迎えることができました。ツバキは市の誇りであり、希望の象徴です」と挨拶し、復興への感謝とツバキへの思いを語りました。
多彩なプログラムで会場を盛り上げ
ステージでは、アカペラグループ「XUXU」と市民合唱団が、ツバキや大船渡市の名産であるサンマをモチーフにした歌を披露し、会場を大いに盛り上げました。太平洋沿岸のヤブツバキの北限とされる大船渡市は「椿の里」として知られており、会場には大小さまざまな品種の鉢植えが並び、ツバキを題材とした写真や切り絵、絵画など市民による作品も展示され、来場者の目を楽しませています。
市内から夫婦で訪れた84歳の男性は、「ツバキは身近な花ですが、まだ見ぬ可能性を秘めていると感じました。その魅力がもっと広まってほしいです」と語り、ツバキへの深い愛着を語りました。
展示は15日まで継続
15日は、リアスホールで午後2時まで展示が楽しめます。このイベントを通じて、大船渡市の復興の歩みとツバキの文化的・観光的価値が全国に発信されることが期待されています。



