岩手山林火災で通信障害 NTTドコモが他社回線を開放し救済対応
NTTドコモは22日、岩手県大槌町で発生した山林火災への対応として、契約先以外の通信網を一時的に利用可能にする「JAPANローミング」サービスの提供を開始したと発表しました。 同社によると、同日午後5時ごろから、火災が起きた同町吉里吉里地区と小鎚地区において、音声通話やデータ通信が利用できなくなったり、利用しづらくなったりする障害が発生しているとのことです。
山林火災の影響で基地局に被害 復旧の見通しは未定
通信障害の原因は、山林火災の影響による停電や、基地局までの伝送路の故障などが考えられています。 現地では、2026年4月23日午前6時19分の時点でも、吉里吉里学園の小学部と中学部がある一帯に白い煙が立ちこめている状況が確認されており、被害が拡大している模様です。 NTTドコモは、復旧の見通しについては現在確認中としており、詳細な状況を調査している段階です。
大規模災害向けの新サービス「JAPANローミング」を活用
今回提供を開始した「JAPANローミング」は、携帯電話事業者5社が2026年4月に開始した新サービスです。 大規模な災害などが発生し、契約先の通信サービスが利用できない場合に、他の事業者による救済用の通信網を一時的に使用できるようにする仕組みとなっています。
事前の契約は不要ですが、サービスを利用できない端末も存在する点には注意が必要です。 このサービスは、災害時の通信インフラの強靭化を目指す取り組みの一環として導入されました。
被災地の通信確保が急務 迅速な対応が求められる
岩手県大槌町では、山林火災により民家も燃えるなど、甚大な被害が報告されています。 県は災害特別警戒本部を設置するなど、緊急対応に追われている状況です。 このような大規模災害時には、安否確認や情報収集のために通信手段の確保が極めて重要となります。
NTTドコモの今回の対応は、被災地における通信の途絶を防ぎ、住民や関係機関の活動を支援することを目的としています。 今後も、火災の鎮火状況や設備の復旧作業の進捗に合わせて、通信サービスの早期正常化が期待されます。



