京都市バス、市民と市外在住者で運賃差を導入へ
京都市交通局は、市民の市バス運賃を割安にする「市民優先価格」の現時点での制度概要をホームページで公表しました。2026年6月12日に公開された概要によると、市民の割引後の運賃は現在より30円安い200円となる一方、市外在住者の運賃は市民の割引分や人件費・物価上昇分などを上乗せし、350~400円程度になる見込みです。
市外在住者への負担軽減策
利用頻度の高い市外在住者に対しては、定期運賃を据え置くほか、定期券を持たない人にはICカードのポイントサービス「もえポっ」で利用頻度に応じた還元を検討しています。
市民識別の仕組み
市民かどうかの識別には、マイナンバーカードと交通系ICカードをひもづけるシステムを採用します。ICカードの代わりにクレジットカードのタッチ決済も利用できるよう確認を進めています。マイナンバーカードを持たない市民には、窓口で運転免許証などの本人確認書類を提示して登録する方法を模索しています。
現金・回数券は対象外
現金や回数券での支払いは、運転手による本人確認が定時運行の妨げになるため、市民優先価格の対象外となります。市は来年度中の実施を目指しており、実現すれば公共交通機関への二重価格適用は全国初となります。
市交通局企画調査課の担当者は「バスの混雑で市民に負担をかけて申し訳ない。観光が市民生活の豊かさにつながると実感してもらえるよう、早期の実現に向けて取り組む」と述べています。



