明石公園の樹木が野鳥のフンで白化、管理団体は「静観」の方針
明石公園の樹木が野鳥のフンで白化、管理団体は静観

明石公園の樹木が野鳥のフンで白化、管理団体は「静観」の方針

兵庫県立明石公園の南側堀沿いに立ち並ぶ樹木が、まるで雪景色のように所々白くなっている。この現象は、公園の堀周辺にすみついたカワウやサギなどの野鳥のフンによる影響とみられている。明石市民の憩いの場として親しまれる同公園で、自然と人間の共存が新たな課題として浮上している。

野鳥のフンで樹木が白化、枯死の被害は確認されず

公園を管理する県園芸・公園協会によると、現時点では樹木が枯れるなどの直接的な被害は報告されていない。しかし、園内の剛ノ池周辺では水鳥が営巣しており、散策する市民からフンが落ちてくる苦情が寄せられたこともあるという。協会は「野鳥なので静観している」とコメントし、自然の営みとして見守る姿勢を強調している。

この白化現象は、野鳥のフンに含まれる成分が樹皮に付着することで起こると推測される。専門家によれば、長期的な影響についてはさらなる調査が必要だが、現状では生態系への重大な脅威とはなっていない。

市民の反応と今後の対応

公園を訪れる市民からは、景観の変化に対する驚きや戸惑いの声が上がっている。一方で、野鳥の生息を歓迎する意見もあり、環境保護と利用者の快適さのバランスが問われている。協会は、今後も状況を注視しつつ、必要に応じて専門家と連携した対策を検討する方針だ。

この問題は、都市公園における野生生物との共生を考えるきっかけともなっており、地域の環境意識の高まりが期待される。