神奈川衆院選で野党大敗、中道改革連合5議席・国民民主党2議席に留まる
神奈川衆院選で野党大敗、中道5・国民2議席に (13.02.2026)

神奈川衆院選で野党が大敗、比例代表で中道5議席・国民2議席に留まる

神奈川県で行われた衆院選において、野党勢力は大きな敗北を喫した。自民党が県内の小選挙区をすべて制する中、野党は比例代表で中道改革連合が5議席、国民民主党が2議席を獲得するにとどまった。2024年の前回選挙や昨年の参院選での躍進は、「高市旋風」の影響で吹き飛び、巻き返しへの道のりは険しい状況となっている。

中道改革連合の苦戦と公明党の協力

選挙戦最終日、公明党の三浦信祐県本部代表は、立憲民主党と結成した中道改革連合から立候補した6区の前職、青柳陽一郎氏の演説に駆けつけ、支援を呼びかけた。6区は自公協力の象徴区として過去に公明党が候補を擁立しており、青柳氏とはライバル関係にあった。公明党関係者は選挙中、「遺恨はなくなってきた。中道の大きな塊をつくるのが大事だ」と強調し、支持母体である創価学会も支援を段階的に強化したと明かした。

しかし、青柳氏は自民党前職に4万票以上の差をつけられる惨敗を喫し、比例復活も果たせなかった。新党結成当初は、立民候補の票に公明票が上積みされれば逆転可能と目されていた選挙区も複数あったが、解散前に持っていた議席すら維持できなかった。三浦代表は、「あっという間の選挙戦で、多くの支援にたどり着けなかった部分もある」と分析した。

立民出身候補の苦悩と組織の未整備

一方、新党結成により「離れた票もあった」と指摘する立民出身候補もいた。4区で比例復活した前職の早稲田夕季氏は、有権者から「無所属で戦った方が良かったのでは」「中道には入れられない」との声が多く寄せられたと明かした。公示前、自民党と同数だった立民出身の県内衆院議員数は、比例復活した3人に減少。公明党出身で比例単独当選した2人を含めても、県内の中道勢力は5議席に留まり、中道としての県組織も未整備で、反転攻勢の道筋は描けない状況だ。

国民民主党の健闘と勢いの陰り

立民と同じく旧民主党を源流とする国民民主党は、何とか現有の2議席を維持した。選挙区の得票数では中道候補を上回る候補も現れたが、県内で得た比例票は約47万票で、自民党の約145万票、中道改革連合の約77万票に次ぐ3位に留まった。約42万5千票のチームみらいにも迫られる結果となった。昨夏の参院選神奈川選挙区では初議席を獲得し、比例票も自民党に次ぐ約66万票を得て躍進したが、半年余りで勢いの陰りがみられる。

小粥康弘県連代表は、「逆風下で健闘したが、党勢拡大の目標には届かず厳しい結果だ」と総括し、戦略の練り直しが迫られている。野党全体として、神奈川県での地盤固めと有権者へのアピール強化が急務となっている。