自民・鈴木幹事長が国民民主に予算案成立協力を要請、榛葉幹事長は「難しい」と回答
自民党の鈴木幹事長は10日、国会内で国民民主党の榛葉幹事長と会談を行い、高市首相が目指す2026年度予算案の今年度内成立に向けて、協力を要請しました。しかし、榛葉幹事長は与党が13日に衆議院で採決に踏み切る場合、「協力は難しい」との考えを明確に伝え、両党間の溝が鮮明となりました。
合意解釈を巡る対立が表面化
予算案を巡っては、自民党と国民民主党が昨年12月に年度内の早期成立で合意していた経緯があります。会談において、鈴木幹事長はこの合意に基づく協力を強く求めましたが、榛葉幹事長は「合意は衆議院解散を前提にしていなかった」と反論し、当初の合意内容に対する解釈の相違が浮き彫りになりました。
榛葉幹事長は会談後、記者団に対し、「イラン情勢の変化も考慮に入れ、追加的な政策を盛り込むべきではないか」と述べ、予算案の内容について再検討の必要性を強調しました。国民民主党は、電気・ガス代への補助を1年間延長することを柱とする物価高対策を近く政府に提言する方針を示しており、政策面での調整が今後の焦点となります。
他党への働きかけも進む
一方、自民党の松山政司参議院議員会長も同日、チームみらいの安野党首と国会内で会談し、予算案成立への協力を求めました。これにより、与党側が複数の野党に対して幅広く働きかけを進めている状況が明らかになりました。
今回の会談は、予算案の早期成立を目指す与党と、政策内容や手続き面で慎重な姿勢を示す野党との間の政治交渉が本格化していることを示しています。今後の国会審議では、両党間の対話がどのように進展するかが注目されます。



