ガソリン補助金基金に8千億円追加 中東情勢悪化で財政出動強化
中東情勢の悪化に伴う原油価格の高騰を背景に、政府はガソリン補助金のための基金に対し、予備費から約8千億円を積み増す方針を固めました。今後も原油価格が高止まりするとの見通しから、巨額の財政出動によってガソリン価格の抑制を図るものです。24日にも予備費の使用を閣議決定する見込みです。
全国平均価格が史上最高の190.8円に
原油高に円安が重なり、3月16日時点のレギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均価格は190.8円と史上最高値を記録しました。前週よりも29.0円上昇し、給油所によっては200円を超えるケースも相次いでいます。長野県白馬村のガソリンスタンドでは、3月17日時点で1リットルあたり200円に達する状況が確認されました。
政府は小売価格を170円程度に抑えるため、3月19日にガソリン補助金を再開しました。当初は基金の残高約2800億円を使用する予定でしたが、中東情勢の悪化による原油価格のさらなる高騰懸念から、追加で予備費から約8千億円を積み増す方針に転じました。
補助金総額は8兆円超え 継続的な支援へ
ガソリン補助金はコロナ禍後の2022年1月に開始され、これまでの予算額は累計で8兆円を超えています。今回の積み増しにより、基金の規模が大幅に拡大され、継続的な価格抑制策が講じられる見通しです。
政府関係者は、「中東情勢の先行き不透明さを考慮し、迅速な財政対応が必要だ」と述べており、予備費の活用によって柔軟な対応を可能にするとしています。
今回の措置は、家計や企業の負担軽減を目的としており、以下の点が注目されます。
- 原油価格の高騰が続く場合の追加対応策
- 予備費使用による財政負担の影響
- 補助金効果による物価安定への波及
今後の展開としては、国際情勢の動向や原油市場の変動を注視しつつ、必要に応じてさらなる支援策を検討する方針です。政府は、エネルギー価格の安定を通じて経済全体の健全性を維持することを目指しています。



