香港議員が高市首相の台湾発言に謝意 中国人観光客の「爆買い」増加で
香港立法会(議会)議員が春節(旧正月)明けの党集会において、高市早苗首相の台湾有事を巡る国会答弁に対して謝意を示した。その理由として、同発言が香港を訪れる中国人観光客の増加と「爆買い」現象を引き起こした可能性があると指摘した。複数の香港メディアが2月28日までにこの発言を報じている。
自由党の邵家輝主席が具体的な謝意を表明
発言を行ったのは、自由党の邵家輝主席である。邵氏は卸売りや小売業界を代表する親中派議員として知られており、春節連休期間中に中国大陸などから香港を訪れる観光客が顕著に増加したことを明らかにした。特に化粧品の売り上げが大幅に伸びたと、2月26日に開催された集会の場で具体的に説明している。
邵氏は爆買い現象について、「高市氏の台湾に関する発言と関係があるかもしれない」と述べ、直接「ありがとう」と言う必要があると強調した。この発言は、高市首相の台湾問題への言及が、結果として香港の経済活性化に寄与したという認識を示すものとなっている。
中国の反発と訪日自粛呼びかけが背景に
中国側は高市首相の国会答弁に対して強い反発を示しており、訪日自粛を繰り返し呼びかけてきた。このような状況下で、中国人観光客の旅行先が日本から香港へとシフトした可能性が指摘されている。香港中心部の繁華街では、買い物客や観光客が行き交う活気ある光景が再び見られるようになり、地元経済への好影響が期待されている。
邵氏の発言は、政治的な緊張が経済活動に予期せぬ影響を与える事例として注目を集めている。香港の小売業界にとって、春節期間中の売り上げ増加は大きな追い風となっており、今後の観光動向にも関心が集まっている。
