ユニクロ海外事業が牽引、ファーストリテイリングが中間決算で過去最高益を更新
ユニクロ海外好調で過去最高益、中間決算発表

ユニクロ海外事業が好調、ファーストリテイリングが中間決算で過去最高益を達成

カジュアル衣料品店「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングは、2026年4月9日に2026年2月中間連結決算(国際会計基準)を発表しました。その結果、海外ユニクロ事業が業績を強力にけん引し、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比31.7%増の4006億円、最終利益は19.6%増の2792億円と、いずれも中間期として過去最高を更新しました。

売上収益も堅調に伸長、海外事業が全体の6割を占める

売上高に相当する売上収益は14.8%増の2兆552億円となりました。全体の約6割を占める海外ユニクロ事業は、全地域で好調な動きを見せています。特に、一等地に大型店を相次ぎ出店して知名度が高まった欧州や、オンラインでの新規顧客獲得が進んだ中国では、売り上げが大きく伸びました。また、米国の関税政策の影響を受けた北米地域でも、一部商品の価格や値引き率を見直す戦略が功を奏し、増収増益を確保することができました。

国内事業も冬物商品で支えられ、インバウンド需要が貢献

国内ユニクロ事業も、保温効果の高い「ヒートテック」やスエットなどの冬物商品が好調で、売上収益は7.4%増となりました。このうち、訪日客(インバウンド)向けの売り上げが約1割を占め、国内売り上げを下支えする重要な役割を果たしました。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

通期業績予想を上方修正、原材料費高騰の影響は限定的と見込む

ファーストリテイリングは、2026年8月期の通期業績予想を引き上げました。売上収益は1月時点の予想から1000億円増の3兆9000億円、営業利益は500億円増の7000億円、最終利益は300億円増の4800億円と、いずれも上方修正されました。期間中の素材調達についてはめどがついており、中東情勢の悪化に伴う原材料費高騰などの影響は限定的としています。

柳井正会長兼社長が価値ある服の提供を強調

柳井正・会長兼社長は決算記者会見で、「値上げをうちだけが避けることはできないが、我慢できるところは我慢して、価値ある服を売る努力を継続していく」と述べ、コスト上昇への対応と商品価値の維持に努める姿勢を強調しました。この発言は、企業の持続的な成長戦略を反映するものとして注目されています。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ