文部科学省が高校改革基金の公募開始、3月に採択結果公表へ
文科省、高校改革基金公募開始、3月に採択結果 (13.02.2026)

高校教育改革促進基金の公募が本格始動、文部科学省が先進的な拠点校創設を目指す

文部科学省は2月13日、高校教育改革促進基金の公募を開始しました。この基金は、高校改革の先進的な拠点校を創設することを目的としており、3年間で総額2950億円が投じられます。公募は都道府県を対象としており、採択結果は3月下旬に公表される見込みです。

グランドデザインに基づく改革の基本方針

文科省が同日公表した高校改革の基本方針、通称「グランドデザイン」では、2040年までの目標として、普通科における文系と理系の生徒の割合を均等化することが掲げられています。また、専門高校の高度化と生徒数の維持も重要な課題として位置づけられています。文理横断的な学びの拡大を通じて、普通科の転換を進める方針です。

基金の仕組みと申請条件

基金は都道府県ごとに設置され、経費は国が交付します。対象校の条件は以下の3点に焦点が当てられています。

  • 高度な技能を備えたエッセンシャルワーカーの育成
  • 理数系人材の育成
  • 遠隔授業を活用した学びなど多様なニーズに対応した教育機会の確保

都道府県は、産業界などの関係者を交えて事業計画を作成し、最大4拠点まで国に申請します。その後、有識者による審査が行われ、採択の可否が決定されます。

採択結果と今後のスケジュール

最初の採択結果は3月下旬に公表される予定です。都道府県ごとに最大62億円規模の計画が想定されており、不採択の場合には交付金がゼロとなる可能性もあります。文科省は5月までに3回の公募を予定しており、拠点校からの改革を全国に広げることを目指しています。

この取り組みは、高校教育の質的向上と社会の変化に対応した人材育成を促進する重要な一歩となるでしょう。文理の区分を超えた学びの環境整備が、将来の教育システムにどのような影響を与えるか、注目が集まっています。