資さんうどん、台湾に海外初出店 6月オープンでアジア展開を本格化
外食大手すかいらーくホールディングス(HD)は、傘下のうどんチェーン「資さんうどん」の海外1号店を、6月に台湾にオープンすることを明らかにしました。この発表は、2025年12月期の決算記者会見で金谷実社長によって行われ、アジア市場への積極的な進出戦略が示されました。
海外展開の詳細と成長戦略
1号店は台北市内に設置される予定で、食材の供給方法など具体的な運営計画は今後詰めていくとのことです。すかいらーくHDはすでに台湾で複数の飲食店を展開しており、そのノウハウを活かした展開が期待されます。金谷社長は「資さんうどんには、海外で100店規模に拡大できるポテンシャルがある」と述べ、高い成長可能性に自信を見せました。
今年中には台湾で3店舗まで拡大を計画しており、軌道に乗ればマレーシアやインドネシアなど他のアジア諸国への展開も検討するとしています。この動きは、グローバルな外食市場における競争力を強化するための重要な一歩です。
国内での拡大とブランド背景
資さんうどんは北九州発祥のチェーンで、すかいらーくHDが2024年10月に運営会社を買収しました。買収後、首都圏などに店舗網を広げた結果、昨年末時点で店舗数は94店に達しています。今年はグループの別ブランドからの業態転換などを通じて、約30店の新規出店を計画しており、国内市場でも着実な成長を続けています。
看板メニューである「肉ごぼ天うどん」は、独自の味わいで人気を博しており、海外でも同様の評価を得られるかが注目されます。このメニューを中心に、台湾をはじめとするアジア市場での需要取り込みを目指す姿勢が明確です。
今後の展望と市場への影響
すかいらーくHDの海外展開は、資さんうどんのブランド力を高めるとともに、グループ全体の収益基盤の強化にもつながると見られます。台湾での成功が、他のアジア諸国への進出を後押しし、グローバルな飲食チェーンとしての地位確立を加速させる可能性があります。
この動きは、日本の外食産業が海外市場に積極的に進出する流れを反映しており、今後の展開に業界全体が注目しています。資さんうどんの成長ストーリーは、地域発のブランドが国際的に羽ばたく好例として、多くの関係者から期待を集めています。