神経剤を迅速検知する新手法、科警研と横浜市立大が開発
神経剤迅速検知法を科警研と横浜市立大が開発

警察庁科学警察研究所(科警研)と横浜市立大学は、微量のサンプルからVXやノビチョクといった神経剤を素早く検出する新しい手法を開発したと発表しました。この技術により、テロ発生時の汚染地域を迅速に特定し、除染作業を効率化できるようになると期待されています。研究成果は米国の科学誌に掲載されました。

神経剤の特性と課題

科警研によると、VXやノビチョクはサリンに比べて揮発性が低く、手や靴底などに付着すると広範囲に拡散する危険性があります。過去に英国で起きたノビチョク使用事件では、除染に約1年を要し、迅速な汚染箇所検知手法の開発が急務とされていました。

新手法の詳細

新たに開発された方法では、血液中の微量成分分析などに用いられる装置を改良して使用します。ステンレス表面などから綿棒で試料を採取し測定したところ、VXは100ナノグラム(ナノは10億分の1)、ノビチョクは10ナノグラムという極微量でも検出可能となりました。神経剤が皮膚に付着した場合の推定致死量は約10ミリグラムとされています。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

研究チーム

研究は、3月末まで科警研に派遣されていた神奈川県警の広瀬隆平巡査部長と、横浜市立大学の関本奏子研究教授らのグループが担当しました。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ