郡山市立美術館で開催中の「北斎・広重 大浮世絵展~二大巨匠!夢の競演」は1日、来場者1万人を突破した。同美術館で記念セレモニーが行われ、節目の来場者に記念品が贈られた。
1万人目の来場者
1万人目の来場者となったのは、郡山市の山岡哲さん(67)、祐子さん(66)夫妻と娘の美貴さん(37)家族。永山多貴子館長と平田哲福島民友新聞社営業局長、斎藤祐樹福島中央テレビ常務が山岡さん家族に展覧会に関する本などの記念品を手渡した。哲さんは「娘が連休で帰ってきたので訪れたら、1万人目となり驚いた。(作品鑑賞を通して)テレビや本などで見る時と違った感動を得たい」と話した。
展覧会概要
同展は6月21日まで。料金は一般1500円、高校・大学・専門学校生1000円。中学生以下、障害者手帳を持っている人は無料。時間は午前9時半~午後5時(入館は同4時半)。
ゴッホと浮世絵トーク
郡山市立美術館と県立美術館は1日、市立美術館で「ゴッホと浮世絵トーク」を行い、両美術館の担当学芸員が日本の浮世絵が西洋の画家らに与えた影響などを解説した。開催中の「北斎・広重 大浮世絵展~二大巨匠!夢の競演」「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」の共同企画として実施した。
塚本学芸員の解説
市立美術館の塚本敬介学芸員は「北斎・広重と西洋美術」と題し、西洋で流行した日本美術・文化への熱狂「ジャパニズム」に触れた。米国の画家ホイッスラーや印象派の画家モネらの作品では、橋の描き方や木の配置などに「浮世絵からの影響が感じられる」と指摘。明治時代の日本の浮世絵師が西洋の影響を受けていたことも解説した。
浜田学芸員の講話
県立美術館の浜田洋亮学芸員はゴッホと浮世絵の関係について講話。ゴッホが浮世絵を収集し、模写していたことなどを挙げ「ゴッホにとっては日本と自然が結び付いており、日本美術の研究が自身の自然主義に結実していった」と語った。



