王子HD、退職一時金を廃止へ 2026年までに給与と年金を引き上げ
王子HD、退職一時金廃止 給与・年金を増額へ (18.03.2026)

王子HD、退職一時金制度を廃止へ 給与と年金の引き上げで人材確保を強化

王子ホールディングス(HD)は3月18日、2024年4月以降に入社する新卒および中途採用の社員を対象に、退職一時金制度を廃止することを明らかにしました。この変更は、労働組合との合意に基づいており、従来の退職給付制度を見直すことで、若手社員や中途採用者の資産形成を早期に支援することを目的としています。

制度変更の詳細と背景

同社によると、現在の退職給付制度は、退職一時金と確定拠出年金がそれぞれ50%ずつで構成されています。しかし、新制度では、退職一時金が廃止される代わりに、社員は以下の選択肢から選べるようになります。

  • 給与の上乗せ:退職金に充てていた原資を活用し、月々の給与を引き上げます。
  • 年金拠出額の増額:会社が拠出する年金の掛け金を増やし、将来の老後資金を強化します。

この変更は、近年増加している若手や中途採用者が、早期から資産形成を進めたいというニーズに応えるためです。王子HDは、人材確保競争が激化する中で、柔軟な福利厚生制度を導入することで、優秀な人材の獲得と定着を図るとしています。

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既存社員への影響と今後の展望

新制度は2024年4月以降の入社者に適用され、既存の社員や子会社の社員については、現行制度が継続される見込みです。同社は、この改革を通じて、2026年までに給与や年金の水準を段階的に引き上げる計画を進めており、従業員の長期的な経済的安定を支援する方針です。

経済界では、富士通や日立、NECなど大手企業も人材確保に向けた制度変更を進めており、王子HDの動きは、終身雇用や新卒一括採用といった伝統的な雇用慣行が変化する流れを反映しています。このような取り組みは、労働市場の多様化に対応し、企業の持続的な成長を支える重要な施策として注目されています。

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