ANA、4年連続のベア実施を決定 月平均1万2000円アップで回答
全日本空輸(ANA)は3月16日、2026年の春季労使交渉(春闘)において、基本給を底上げするベースアップ(ベア)を月額平均1万2000円で実施すると労働組合に正式に回答しました。このベアの実施は4年連続となり、航空業界の上部団体である航空連合が示した目安金額と同水準となりました。
詳細なベア内容と賃上げ率
ANAは最大の労働組合である「ANA労働組合」に対して、定額1万円と給与の定率1.16%分を組み合わせた形でベアを実施することを明らかにしました。定期昇給分を含めた全体の賃上げ率は平均5.7%に達するとしています。
今回の春闘では、ANA労働組合が2012年に現体制となって以来、初めて要求の出し方を見直しました。一律のベアではなく、職種や階級ごとに細分化した形で月額7600円から1万6700円の範囲で要求を提示していたのです。
過去のベア実績と今後の展望
全日空は近年、継続的にベアを実施しており、2023年には6000円、2024年には1万1000円、2025年には1万2000円のベアを行ってきました。会社側は「社員の役割や階級に応じた活躍を後押ししたい」という意向を強調しています。
この決定は、航空業界全体の賃金動向にも影響を与える可能性があります。ANAの4年連続ベア実施は、業界の賃金水準向上に向けた重要な一歩として注目されています。



