「食パン電車」115系G編成が最終運行 四半世紀の活躍に幕、岡山駅で別れ惜しむ
「食パン電車」115系が最終運行 四半世紀の活躍に幕 (14.03.2026)

「食パン電車」115系G編成が最終運行 四半世紀の活躍に幕

四角く平らな正面の姿から「食パン電車」の愛称で親しまれた旧国鉄型車両「115系」G編成が3月13日、運行最終日を迎えました。伯備線などでの四半世紀にわたる活躍に幕を下ろし、JR岡山駅のホームでは詰めかけた多くの鉄道ファンらがシャッターを切りながら別れを惜しみました。

特徴的な外観の誕生秘話

食パン電車の特徴的な「のっぺり」とした外観は、2001年のワンマン化改造によって生まれました。3両編成からモーターのない車両を廃止して2両編成にする際、中間車に運転台を取り付けて先頭車両にするため、車両間を行き来する扉をなくしたことで、あの独特の形状が誕生したのです。

近年は伯備線全線のほか、山陽線や赤穂線、山陰線の一部で、8編成計16両が通勤や通学の足として活躍していました。しかし、いずれも1978年から1982年にかけて製造されたもので、老朽化が著しくなっていました。

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新型車両「うらら」への置き換え

輸送サービスの向上を図るため、3月14日からは227系「Urara(うらら)」が運行を開始します。これにより、長年にわたり地域の交通を支えてきた食パン電車の時代が完全に終わりを告げることになりました。

鉄道ファンからの惜別の声

岡山駅でのラストランを見届けた岡山市東区の高校2年生(17歳)は、次のように語りました。

「まだまだ走ってくれると思っていたのでさみしいです。モーター音を聞きながら揺られているだけで幸せでした。本当に長い間お疲れさまでした」

この言葉は、多くの利用者や鉄道ファンが感じていた思いを代弁するものでした。四半世紀にわたって愛された食パン電車は、単なる交通手段ではなく、人々の生活に溶け込んだ存在だったのです。

JR西日本によると、115系G編成の引退は、鉄道車両の更新計画の一環として実施されました。新型の227系「うらら」は、より快適な乗り心地と環境性能を備えており、今後の地域交通を担っていくことになります。

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