天皇陛下、世界獣医師会大会で英語スピーチ 保護犬猫との生活経験を共有
天皇、皇后両陛下と長女の愛子さまは、2026年4月21日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開催された「第41回世界獣医師会大会」に出席されました。この国際的な大会は、獣医学分野における最新の研究や技術、知見を共有し、グローバルなネットワークを強化することを目的としており、日本での開催は実に31年ぶりのことです。
開会式での天皇陛下のスピーチ
開会式において、天皇陛下は英語でスピーチを行われました。陛下は、ご自身の経験として、3頭の保護犬と4頭の保護猫と共に暮らした思い出に触れながら、「動物たちの健康を守り、命を救う獣医師の仕事に深く感銘を受けています」と述べられました。さらに、この大会を通じて知識が交換されることで、「人と動物がよりよく共生できる社会の実現につながることを期待します」と結ばれ、国際的な協力の重要性を強調されました。
基調講演と事前の進講
スピーチに続き、北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所の喜田宏・特別招聘教授が、人と動物の間で感染する疾患に関する基調講演を行いました。ご一家は熱心に耳を傾け、獣医学の最先端の課題について理解を深められました。また、大会に先立つ10日には、蔵内勇夫・日本獣医師会長らによる進講が行われ、ご一家は獣医学の現状や課題について事前に学ばれていました。
この大会の開催は、日本における獣医学の発展と国際交流の機会を提供するものであり、天皇陛下のスピーチは、動物福祉への関心と共生社会への願いを国際社会に伝える重要な機会となりました。皇室ご一家の出席は、獣医師の役割への敬意を示すとともに、人と動物の絆を深めるメッセージとして広く受け止められています。



