7日未明、鳥取市安長の県道交差点で、2人乗り自転車と乗用車の衝突事故が発生した。自転車の後部座席に乗っていた10歳代の男性が意識不明の重体で搬送された。この男性は、事故直前に別の交差点で消火器を噴射していたことが判明。SNSでは、同交差点で若者が暴れるとの情報が事前に拡散され、大勢の見物客が集まる異常事態となっていた。
深夜の交差点に100人以上が集結
読売新聞の記者が前日6日午後11時半頃から交差点で待機していたところ、若者の姿が次第に増加。小さな子どもを連れた家族連れのような集団も見られ、7日午前0時過ぎには100人を超えた。縁石や付近の店舗敷地に座り込む人もおり、異様な雰囲気に包まれた。
友人と訪れたという市内の男性は、「交差点で消火器をまいたり、花火をすると、2日前にTikTokで知った」と話した。警戒のため、パトカーや県警交通機動隊など複数の捜査車両が待機していた。
危険行為が相次ぐ
まもなく、大きなクラクションを鳴らしたり、猛スピードで交差点に突入する車が目立ち始めた。午前2時頃には、交差点中央に停車した車から降りた運転手が叫び声を上げ、交差点を旋回する危険な行為が相次いだ。警察官が注意し、取り押さえようとしたが、周囲からは「逃げろ」などの声や笑い声が上がり、騒然とした雰囲気が続いた。
事故発生、衝撃音が響く
事故は午前3時15分頃、男性ら2人が自転車に乗って消火器を噴射し、逃走を図った直後に発生。約200メートル離れた交差点で「ドン」という鈍い衝突音が響き、集まった人々が驚いて駆け寄った。車道にはフロントガラスがひび割れた乗用車が停止し、路上には消火器、歩道にはゆがんだ自転車が放置されていた。
縁石近くの車道でうずくまる10歳代の男性に、警察官が「もう少しで救急車が来る」と声をかける一方、他の警察官は集まった人々に「車道に出るな」「自転車の運転手、出てこい」と大声で注意を促した。現場は騒然とし、救急搬送が行われた。
SNSで予告、福岡の暴走族も関与か
捜査関係者によると、SNSで「福岡の暴走族が国道交差点を訪れる」との情報が拡散され、便乗した若者らが騒ぎを起こしたとみられる。警察は、消火器噴射や事故の経緯を詳しく調べている。



