埼玉県議補選で初当選の西澤理氏、就任翌日に辞職願を提出
埼玉県議会補欠選挙南2区(川口市・被選挙数2)は8日に投開票が行われ、自民党の小見山祐紀氏(38)と無所属の西澤理氏(38)の新人2人が当選を果たしました。しかし、西澤氏は就任当日の9日、県議会に辞職願を提出するという異例の事態が発生しました。
国民民主党の公認取り消しが背景
西澤氏は当初、国民民主党の公認を受けて立候補していましたが、投開票前日の7日午後、同党県連が除籍処分と公認取り消しを発表。県連は、西澤氏が「公認判断に関わり得る特定の事実」を申告していなかったと説明していますが、詳細については伏せたままです。
それにもかかわらず、西澤氏は2位で当選。しかし、就任直後に辞職願を提出し、「公認取り消しが充分に伝わらないなかで国民民主党に対する期待を、私に重ねていただいたものが多いかと存じます。そうであるならば、私がこのまま議員として活動することは適切ではない」とのコメントを発表しました。
辞職認められれば次点が繰り上げ当選へ
県議会は近く、西澤氏の辞職を認めるかどうかを判断する方針です。選挙後3カ月以内の辞職となった場合、次点だった政治団体「日本大和党」新人の古川圭吾氏(55)が繰り上げ当選する見通しとなっています。
今回の補選は、県議だった岡村ゆり子氏と立石泰広氏が2月1日投開票の川口市長選に立候補し、自動失職したことを受けて実施されました。当日有権者数は47万5188人で、投票率は17.98%と低調な結果に終わりました。
確定得票と今後の展開
補選の確定得票は以下の通りです:
- 小見山祐紀氏(自民新人):37,566票
- 西澤理氏(無所属新人):24,594票
- 古川圭吾氏(諸派新人):14,215票
- 津村大作氏(諸派新人):6,410票
西澤氏の辞職願提出は、地方政治における公認問題と議員の倫理観が問われる事例として注目を集めています。県議会の判断次第では、政治勢力図が変わる可能性もあり、今後の動向が注視されます。



