韓国経済、2026年1~3月期に前期比1.7%増のプラス成長を達成
韓国銀行(中央銀行)が4月23日に発表した2026年1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は、前期比で1.7%の増加を示しました。この結果は、2025年10~12月期のマイナス成長(0.2%減)から2四半期ぶりにプラスに転じたことを意味し、韓国経済の回復傾向を明確に示しています。
半導体輸出と国内需要がけん引役に
今回のプラス成長の主な要因として、半導体輸出の堅調な伸びが挙げられています。世界的な半導体需要の回復に伴い、韓国の主力産業である半導体部門が経済を下支えしました。さらに、国内消費や設備投資などの内需も改善傾向にあり、経済全体の底上げに貢献しています。
前年同期比では3.6%の増加を記録しており、これは2025年同期と比較しても高い成長率を維持していることを示しています。韓国銀行の関係者は、「半導体市場の好調さに加え、政府の経済政策が内需拡大に寄与した」と分析しています。
今後の経済見通しと課題
今回のGDP速報値は、韓国経済が短期的な調整局面を脱しつつあることを示唆しています。しかし、今後の成長持続性については、以下の点が注目されます。
- 半導体市場の動向と国際競争の激化
- 国内インフレ圧力と家計負担の増加
- 地政学的リスクや為替変動の影響
専門家は、「今回のプラス成長は歓迎すべき結果だが、構造的な改革と持続可能な成長戦略の強化が不可欠」と指摘しています。韓国政府は、輸出主導型経済から内需拡大型への転換を図る政策を推進しており、今後の四半期の動向が注目されます。



