江崎グリコ、純利益37%減 アイス不振と原材料高が重荷 25年12月期決算
江崎グリコ純利益37%減 アイス不振と原材料高響く (13.02.2026)

江崎グリコ、純利益が大幅減 アイス販売不振とコスト増が重荷

江崎グリコは13日、2025年12月期の連結決算を公表し、純利益が前期比37.9%減少して50億円となったことを明らかにしました。この大幅な減益は、収益性の高いアイスクリームの販売不振や、特別損失の計上など複数の要因が重なった結果です。

売上高は増加も収益性に課題

売上高については、前期にシステム障害の影響を受けた冷蔵商品の出荷が再開されたことで、9.1%増加し3613億円を記録しました。しかし、原材料コストの増加が続いたことから、乳業事業と健康・食品事業では営業赤字が継続しています。

特に、アイスクリームの販売不振が収益を圧迫しました。江崎グリコは、消費者の購買動向の変化や競合他社との激しい価格競争に直面しており、高収益商品であるアイスクリームの売り上げが伸び悩んだことが、純利益の減少に大きく影響しています。

特別損失が決算に響く

今回の決算では、特別損失の計上も大きな要因となりました。岐阜県にある粉ミルク工場に関する減損損失として33億円を計上したほか、チョコレート菓子などの自主回収に関連する費用も盛り込まれています。これらの特別損失が、純利益の減少に拍車をかけました。

高橋真一常務執行役員は、大阪市で開催された記者会見で今後の方針について言及しました。「BifiXヨーグルト」シリーズなどの商品を中心に売り上げを成長させ、営業赤字が続いている乳業事業と健康・食品事業の改善を目指すと述べています。

26年12月期の業績予想は回復見込み

江崎グリコは、2026年12月期の連結業績予想も同時に発表しました。売上高は5.1%増加して3800億円、純利益は98.5%増加して100億円を見込んでいます。これは、販売戦略の見直しやコスト削減努力が実を結び、業績が回復する見通しを示しています。

しかし、原材料コストの高騰や市場競争の激化といった課題は依然として残っており、今後の経営戦略が注目されます。江崎グリコは、アイスクリーム事業の立て直しとともに、新商品の開発や販売チャネルの拡大を通じて、収益性の向上を図る必要があります。