宇宙船オリオンの「もう一人の飛行士」ぬいぐるみライズ、無重力知らせリラックス効果も
オリオン宇宙船のぬいぐるみライズ、無重力知らせリラックス効果

宇宙船オリオンに搭乗するマスコットぬいぐるみ「ライズ」、無重力状態の知らせ役として活躍

有人月周回探査計画「アルテミス2」で月の裏側の飛行に成功した宇宙船「オリオン」には、飛行士4人とともに、特別なマスコットぬいぐるみが乗り込んでいました。その名は「ライズ」。この軽くて柔らかいぬいぐるみは、船内で浮き上がることで無重力状態に入ったことを飛行士に知らせる役割を担い、「もう一人の飛行士」として重要な一役を買っています。

公募で採用された地球の出をイメージしたデザイン

アルテミス2計画では、米航空宇宙局(NASA)がぬいぐるみのデザインを一般公募しました。その結果、50か国以上から2600件を超える応募が寄せられ、米カリフォルニア州の小学3年生の案が採用されました。デザインは、月が地球の柄の帽子をかぶったもので、1968年のアポロ8号で撮影された、月の地平線から現れる「地球の出」をイメージしています。このユニークなデザインは、宇宙探査の歴史と未来を象徴するものとして高く評価されています。

飛行士のリラックス効果と記録媒体の封入

約10日間に及ぶ宇宙の旅では、飛行士たちは緊張を強いられることが多いですが、ライズはそのリラックス効果にも貢献しています。船内の中継動画では、飛行士が時折ライズを触る様子が映し出されており、ストレス緩和のツールとして活用されていることがわかります。さらに、NASAが事前に募集した564万7889人の名前を保存した記録媒体のSDカードも、ライズのポケットに封入されています。これにより、ライズは単なるマスコットではなく、多くの人々の思いを宇宙に運ぶ役割も果たしているのです。

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従来、ぬいぐるみは宇宙船の打ち上げ時、シートベルトを締めた飛行士に無重力状態に入ったことを知らせる道具として用いられてきましたが、アルテミス2ではその伝統を引き継ぎつつ、新たな機能を加えています。ライズは、無重力状態の知らせ役としてだけでなく、飛行士の心の支えとなり、宇宙探査の象徴としても重要な存在となっています。

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