政府、AI規制法案を今国会提出へ
政府は、人工知能(AI)技術の急速な進展に伴うリスクを管理するため、新たな規制法を今国会に提出する方針を固めた。関係者への取材で明らかになった。規制はAIの用途や影響度に応じて段階的に適用される仕組みで、国際的な動向も踏まえた内容となる見通しだ。
規制の枠組み
法案では、AIシステムをリスクの高低に応じて分類し、高リスクと判断された分野には厳格な基準を課す。具体的には、医療診断や自動運転、雇用判断など、人々の生命や権利に直接的な影響を与える用途が対象となる。一方、リスクが低いとされる画像生成や文章作成などの分野では、自主的なガイドラインに委ねる方向だ。
政府は、欧州連合(EU)が先行して導入したAI規制法などを参考にしながら、日本の実情に合わせた制度設計を進めている。規制の実効性を高めるため、専門機関の設置や罰則の整備も検討されている。
今後のスケジュール
政府は、今国会中に法案を成立させ、2027年までの全面施行を目指す。ただ、与党内からは「規制が innovation を阻害する」との懸念もあり、調整が続く見通しだ。政府は、企業や専門家の意見を聞く公聴会を開催し、バランスの取れた制度を目指す方針だ。
AI技術は、生成系AI(ジェネレーティブAI)の普及により、社会への影響が急速に拡大している。政府は、規制と活用の両立を図り、経済成長と国民の安全を確保したい考えだ。



