名古屋市は、認知症対策に人工知能(AI)技術を活用する新たな取り組みを始めることを発表した。この計画は、高齢化が進む中で増加する認知症患者への対応を強化する狙いがある。
AIによる早期発見システム
市は、AIを活用した認知症の早期発見システムの開発を進める。具体的には、日常の会話や行動パターンを分析し、認知機能の低下を早期に察知する技術を導入する。これにより、症状が進行する前に適切な支援が可能になると期待されている。
見守り支援の強化
また、AIを用いた見守り支援も強化される。センサーやカメラを活用し、高齢者の異常行動や転倒などを検知するシステムを構築。家族や介護施設に迅速に通知することで、安全な生活環境を提供する。
地域包括ケアとの連携
名古屋市は、地域包括ケアシステムと連携し、AI技術を活用した総合的な支援体制を目指す。医療機関や介護施設、地域ボランティアが連携し、認知症患者とその家族を支えるネットワークを強化する。
市民参加型の取り組み
さらに、市民参加型の認知症サポーター養成講座にもAIを活用。オンライン学習やVR体験を通じて、認知症への理解を深めるプログラムを提供する。
市の担当者は「AI技術を活用することで、認知症対策の質を高め、高齢者が安心して暮らせるまちづくりを進めたい」と述べている。この取り組みは、2024年度から本格的にスタートする予定で、他の自治体へのモデルケースとしても注目されている。



