旧三江線トロッコ運行拡大へ 邑南町がJR西日本と貸借契約締結方針
旧三江線トロッコ拡大 邑南町がJR西と契約へ (25.02.2026)

旧三江線トロッコ運行拡大へ 邑南町がJR西日本と貸借契約締結方針

島根県邑南町は、旧JR三江線の広島県三次市内の約3.2キロ区間について、所有するJR西日本と今年度内にも貸借契約を締結する方針を明らかにしました。この区間は、町内の口羽駅と宇都井駅の間に位置し、契約締結を経て、2026年7月頃から口羽―宇都井間で観光用トロッコの運行を開始する計画です。

町議会で説明 運行拡大の背景

町は、町議会産業建設常任委員会でこの方針を説明しました。これまで、三江線跡地では、邑南町がJR西日本と鉄道資産の無償譲渡や貸借契約を結び、NPO法人「江の川鐵道」が口羽駅と宇都井駅から県境の江の川にかかる鉄橋周辺まで電動トロッコを運行していました。しかし、一部を除いて三次市内の区間は運行できず、観光資源としての活用が限られていました。

昨年9月、江の川鐵道が同区間の鉄道資産を活用したトロッコ運行に向けた請願書を町議会に提出し、採択されました。これを受け、大屋光宏町長が同年10月、三次市の福岡誠志市長と面会。町がJR西日本と貸借契約を結ぶことを検討していると報告すると、福岡市長は了解を示したと伝えられています。

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契約合意と今後の展開

その後、邑南町はJR西日本に貸借契約を申し入れ、今年2月には契約締結を目指すことで合意に至りました。契約の具体的な内容は今後詰める予定です。町は、江の川鐵道との間で同区間の管理委託契約を結ぶ予定で、トロッコ運行は草刈りや安全点検、試験運行を経て実施される見込みです。

江の川鐵道の日高弘之理事長は、「個性の異なる3駅の魅力をより発信していきたい」と期待を込めて話しています。この取り組みは、地域観光の活性化や鉄道遺産の保存に貢献することが期待されています。

邑南町は、観光特集やまちづくり政策の一環として、旧三江線の活用を推進しており、今回の貸借契約締結方針はその重要な一歩となります。今後も、地域住民や観光客からの反応を注視しながら、安全かつ持続可能な運行体制を整えていく方針です。

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